受験時代に覚えた良寛さんの漢詩。
一思少年時
読書在空堂
燈火数添油
未厭冬夜長
一(ひと)たび思う少年の時
書を読みて空堂に在(あ)り
燈火数(しばしば)油を添え
未だ厭わざりき冬夜の長きを
五言絶句=わずか20文字で、学ぶ喜び、読書の素晴らしさを表現した実にいい詩ですね。
つらい受験生活の中で触れた作品だったからか、いまでも深く心に残っています。
冬ってのは、ちょうど受験シーズンと重なるんですよね~。
一般的には、「読書の秋」なんて表現します。
暑からず、寒からず。過ごしやすい秋にこそ、本を読むには適しているという考えは、至極ごもっともです。
でも、私はこの良寛さんの詩の印象が強いので、冬の夜の読書こそ趣があるように感じられます。
寒いんですけどね(笑)
だんだんと寒い日が増えてきました。
皆さま、健康にはお気を付けて冬の読書を楽しんでください。